中小企業診断士試験(設問はとっても大事)について
こんにちは。
本日は中小企業診断士二次試験に関して
ここを外しては合格出来ない
について記事にしたいと思います。
それは、何を聞かれているか?設問をきちんと読むことが大切です。
というか、これを外すと合格できません。
令和元年度の設問を見てみましょう
■事例Ⅰの場合
第1問(配点 20 点)
A 社長がトップに就任する以前の A 社は、苦境を打破するために、自社製品のメンテナンスの事業化に取り組んできた。それが結果的にビジネスとして成功しなかった最大の理由は何か。100 字以内で答えよ。
いかがでしょうか?どこに注目しますか?
それが結果的にビジネスとして成功しなかった最大の理由は何か
最大の理由を聞かれています。つまり、いくつも理由を書いているようでは得点に結びつきません。
第3問(配点 20 点)
A 社は、新規事業のアイデアを収集する目的で HP を立ち上げ、試験乾燥のサービスを展開することによって市場開拓に成功した。自社製品やサービスの宣伝効果などHP に期待する的・機能とは異なる点に焦点を当てたと考えられる。その成功の背景にどのような要因があったか。100 字以内で答えよ。
この問題の場合はどこに注目しますか?
自社製品やサービスの宣伝効果などHP に期待する目的・機能とは異なる点に焦点を当てた
通常のHPに期待する目的を書いてはいけません。
「広く製品やサービスを知ってもらう事」は、一般的なHPに期待することなので、書いてはいけません。HPによる発信ではなく、試験乾燥と連動させた使用方法の蓄積や、試験乾燥の結果を見せることによる、これまでアプローチできなかった市場との結びつきについて書かなくてはなりません。
■事例Ⅱ
第3問(設問 2 )
協業を通じて獲得した顧客層をリピートにつなげるために、初回来店時に店内での接客を通じてどのような提案をすべきか。価格プロモーション以外の提案について、理由と併せて 100 字以内で助言せよ
こちらはいかがでしょう?
実はかなりポイントの多い設問です
協業を通じて獲得した顧客層をリピートにつなげるために、初回来店時に店内での接客を通じてどのような提案をすべきか。価格プロモーション以外の提案について、理由と併せて 100 字以内で助言せよ
うーーん解いているうちに忘れそうですね。
特に「価格プロモーション以外」と「理由と併せて」は重要で、外すとかなり失点してしまいます。
価格プロモーションについて書いたなら、その部分は0点です。
理由を書かなければ、半分は初めから捨てたようなものです。
ここでは、「そりゃそうでしょ?」「あたりまえやん!」と思うと思いますが、80分の試験ではやってしまいます。
■事例Ⅳの場合
第2問(設問 1 )
事業部および全社(連結ベース)レベルの変動費率を計算せよ。なお、%表示で小数点第 3 位を四捨五入すること。
いかがですか?
事業部および全社(連結ベース)レベルの変動費率を計算せよ。なお、%表示で小数点第 3 位を四捨五入すること。
%で小数点第3位を四捨五入して解答しなければなりません。
更に事例Ⅳでは続きます
(設問 2 )
当期実績を前提とした全社的な損益分岐点売上高を⒜欄に計算せよ。なお、(設問1)の解答を利用して経常利益段階の損益分岐点売上高を計算し、百万円未満を四捨五入すること。
私は、これにやられてしまいました。いかがでしょう?
当期実績を前提とした全社的な損益分岐点売上高を⒜欄に計算せよ。
なお、(設問1)の解答を利用して経常利益段階の損益分岐点売上高を計算し、百万円未満を四捨五入すること。
(少数点第3位で四捨五入した)第1問で解答した答えを使用しなければなりません。
逆に、書かれていなければ四捨五入する前の答えを使わなければなりません。
私は、過去問で後者のことに気を付けなければ・・・・・とインプットしていましたので、四捨五入する前の答えを使わなければ!と意識するあまりに、間違いを犯してしまいました。
二次試験の攻略は、いろいろ言われますが、これを外さなければ合格にかなり近いと言えます。
本日は以上になります。
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