ひでのつぶやきブログ

社会保険労務士・中小企業診断士(見習い)が自分の考えをただまとめるだけのブログです

新しい事業を始める際に留意すべきこと

こんにちは。

本日は、新しい事業を行おうとする場合に、何に留意して検討すべきか?を記事にしてみたいと思います。

 

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あらゆることを検討して・・・・・。確かにそうなのですが、あらゆることって何でしょうか?それを具体的にしなければ、あらゆることを検討できたことにはなりません。

今回はそれを考えてみたいと思います

 

■人的資源の余裕はどの程度あるか

現在の事業が精一杯の状態で、顧客からもクレームが来ている状態では、新規事業を検討するべきではありません。

逆に、既存の事業が縮小傾向であったり、昨今の新型コロナウイルスによる需要の変化のような急激な変化が起こり、人的資源が余っているような場合には、新規事業を検討すべきです。

 

■主力事業の状況と見通し

主力事業が十分な市場規模を維持し、または成長している場合は、検討すべきタイミングではありません。

まずは、その市場での占有率を高め、規模の経済や経験効果によりコストを削減するべきです(安売りする必要はない)

ただし、(人的資源に限らない)経営資源に余裕があり、主力事業とのシナジーが得られる事業であれば参入を検討しても良いでしょう。なぜなら範囲の経済による強みを得られるからです。

 

■自社の経営資源(強み)

自社の強みが活かせる事業であるかが重要です。いくら市場が将来有望であっても、自社の強みが活かせない事業は、いずれ他社との競争に敗れ、市場占有率を落とす可能性が高いと言えるでしょう。

ただし、新事業がまだ他社の参入も少ない事業で(ブルーオーシャンといいます)早期に参入することで、経験効果による強みを獲得できる場合には、参入を検討します。ただし、自社にとって十分な市場ニーズがあるか見極めが必要です。

 

■他の組織とのつながり

先ほど、自社の強みが活かせないのであれば、他社との競争に敗れる可能性が高いことをお話ししました。

しかし、新市場に必要な強みを自社で保有していなかったとしても、他社との連携により強みを得ることが可能であれば、参入を検討することが可能です。

ただし、連携する相手との関係性は重要です。役員の派遣・受け入れや、資本関係などにより、提携の安定性を担保できる手段についても検討します。

 

■新市場の競争

新市場の規模が大きく、将来性も十分なものであっても、競争が激しい場合には注意が必要です。ITを駆使した新しい販売方法や、新技術による製造方法など、激しい競争を勝ち抜ける戦略が必要になります。

 

■その他

資金面の手当てが必要な事は言うまでもありません。”新事業で失敗して、会社をつぶした・・・・・”こんな例はこれまでもいくつもありました。市場規模がいくら大きくても、自社の商品・サービスが市場ニーズに合っているかを100%の確率で当てることは出来ません。

十分な余裕をもって取り組むことが必要です。

 

本日は以上になります。

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