持続化補助金(一般型について①)
こんにちは。
本日は持続化補助金についてのお話しです。
《※画像はイメージです:補助金は金銭の獲得のみを目的としたものではありません》
持続化補助金の概要については、以下のリンク先をご確認ください。
hide-syaroushi-shinndannshi.hatenablog.com
持続化補助金は一般型とコロナ特別対応型の2種類に分かれます。
- 以前からあった一般型
- コロナ特別対応型
助成額は上限100万円(一般型は50万円)+業種ごとのガイドラインに基づいた感染拡大防止の取組(事業再開枠)を行う場合は上限50万円がプラスされます。
※更に特例による上乗せもあります。
- サプライチェーンの毀損への対応
- 非対面型ビジネスモデルへの転換
- テレワーク環境 の整備
具体的には
・計画の作成や販路開拓等の実施の際、商工会議所の指導・助言を受けられる
・申請にあたって商工会・商工会議所の「支援機関確認書」の作成・交付が必要となります。
では、少しずつ説明していきます。
【目的】
小規模事業者等が取り組む販路開拓等の取組の経費の一部を補助することにより、地域の雇用や産業を支える小規模事業者等の生産性向上と持続的発展を図ることを目的とします。
【対象となる取り組み】
本補助金事業は、持続的な経営に向けた経営計画に基づく、小規模事業者等の地道な販路開拓等の取組(例:新たな市場への参入に向けた売り方の工夫や新たな顧客層の獲得に向け た商品の改良・開発等)や、地道な販路開拓等と併せて行う業務効率化の取組を支援するため、それに要する経費の一部を補助するものです。 併せて、事業者が事業再開に向け、業種別ガイドライン等に照らして事業を継続する上で 必要最小限の感染防止対策を行う取組について補助する。
以上を満たしているものを、申請書として提出し、審査のうえで採択されれば、補助金が支給されます。
その中でも特に重要な様式2 経営計画と補助事業計画について取り上げます(補助事業計画については次回)
《経営計画》
1.企業概要
設立年・従業員数・売り上げの推移を記載します。店舗や製品の写真を張り付けておくと、審査の際にイメージしやすいので、必ず用意します。
製品の情報については”誰に・何を・どのように”で書いておくとわかりやすいです。
誰に?は以下で書くと書きやすいです。
①デモグラフィック:性別・年齢・所得・職業・学歴・家族構成など社会的な特質のこと
②ジオグラフィック:国・地域・居住地・などの地理的属性のことで、ターゲットとしている顧客が、世界なのか?国内なのか?地域密着なのか?についてです。
③サイコグラフィック:習慣や趣味嗜好のことです。健康に関心の高い・質にこだわる・価格に敏感な・新しい物好きななどです。
2.顧客ニーズと市場の動向
市場は拡大しているのか・縮小しているのか。今後の見通しはどうなのか。人口動向などは、対象としている市場について、国や都道府県・市町村などが発表している数字を入れ、出典を明らかにしておくと説得力が増します。
また、市場動向と合わせて競合についても記載しておくと、この後に強化すべき点を記載する時にストーリーを描きやすくなります。
競合や、市場の変化等によるリスクについても、こちらに書きます。
3.自社や自社の提供する商品・サービスの強み
自社の商品・サービスの強みを書きます。
強みについては、それを獲得した歴史的経緯や経験・ノウハウ・資格・独自の仕入れ先、こだわりなどについて併せて記載すると良いでしょう。
強みは、謙遜せずに書きます。これまでの歴史や経験・取引先など必ず強みはあるはずです。
強みのある製品・サービスを”地道な販路開拓”により、売り上げ向上・生産性向上・事業の継続につなげる補助金だからです。
お客様の声についても、あれば記載するとより説得力が増します。
4.経営方針・目標と今後のプラン
創業の目的や経営理念を記します。
また、今後目指していく方向も示します
(高付加価値戦略なのか・低価格戦略なのか。シェアを上げるのか・商圏を広げるのかなど疑問)
必ず、補助事業の内容を踏まえた内容にします。違う内容が書かれていると。申請内容に疑問符が付きます。
今後のプランを記載するにあたっては、売り上げや利益・残業時間の削減効果についても記載すると良いでしょう