診断士二次試験に向けたつぶやきで時々気になること
こんにちは。
本日は『中小企業診断士の二次試験合格に向けて勉強している人のtwitterやfacebookを見て、時々気になること』について記事にします。
私が何を見て時々気になるかというと、『過去問解いて70点だった・・・』『過去問解いたけど50点しか取れない・・・・』という、得点について確定的なつぶやきを見ることがあります。
過去には、自信満々に『安定して8割取れるから合格が見えた!』みたいなつぶやきも見かけました。
その後、この8割の方は不合格だったとの報告をし、少し攻撃的な呟きもされてましたので、謝罪されていました。
診断士二次試験は正解が発表されないため、自己採点に正確性を担保することは出来るはずがなく、本試験を受けた人の得点開示請求結果こそが、唯一信頼できる得点なのです。
それに近いものとして、『ふぞろいな合格答案』(通称ふぞろい)が毎年出版されています。
この本は、試験当日の再現答案と得点開示請求結果に基づき、合格に向けた解答の方向性を導いてくれる羅針盤のような本です。
そのため、一言一句同じ解答を追求する必要はありませんし、キーワードの数で得点が決まるわけではないと思われます。
『思われます』と私も書いたように、試験の主催者が公式に発表したものでない限り、確定的な ことは言えないわけです。
にも関わらず、過去問を学習する過程で得点を確定的に計算すること自体、意味がないことがお分かりいただけると思います。
二次試験合格者に話を聞くと、試験が終わった時に『あかん。来年も受けるのか・・・・』と思った人が多いですし、やけくそで帰りの駅のごみ箱に捨てた人もいるくらいです。試験が終わった時点で『合格してるかも』と思えた人は少ない印象です。
何故、そのような思考や行動になるのかというと、
- 『まだまだできる事があった』
- 『もっと書きたいことがあったけど、書き直すには時間が足りなかった』
- 『設問の制約条件に後で気が付いた』
など、これまで取り組んできた過去問ほどは 解けなかったからです。それは当たり前のことで、何度も解いてきた過去問と同様に解答できるはずはなく、もっと改善できたことが分かっているのです。
過去問の得点を確定的に話をする人の場合は、この改善のプロセスを踏めていないように思います。
何度も解いて記憶に残っている、過去問のキーワード盛り込みが出来るようになっただけで、合格できるはずがないのです。
では、どのように改善のプロセスを踏めばいいのでしょう?
おそらく一人では限界があります。受験校に通っている人は、その勉強仲間と。独学の人は、受験生支援団体が開催している勉強会に参加することで、その機会を得ることが出来ます。
事例企業について、議論することで一人では得られない気づきを得ることが可能になります。
その後は、ふぞろいをしゃぶりつくしましょう
決して独自の設問解釈『毒リンゴ』には手を出さぬように・・・・
本日の記事は以上になります。
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